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自分の音源を振り返る 〜一竿風月 編〜

現在シュノーケルとのツアー中ですが、(東京ありがとうございました!)間隔が空いているので合間の生活は地味なもんです。

ライブの振り返りはツアーが終わってからにしようと思うので特に報告できることもなく。
最近は家にいる時はひたすら引き篭もって曲を作る作業や、ライブに向けての準備をする日々。
なので特に面白い話題もなく。(普段からそんなに無いですが)


そんな中、作曲作業の合間に、自分の音源を振り返って聴いていると色々思い出したり気がついたりすることもあって。
それをつらつらと書いてみようかなと思います。


よく自分の曲は「自分の子供のようなもの」とか言いますがその割には
昨今のCDってのは、ライブ会場に売っているグッズに近い感覚の物が多く、お持ち帰りしてもらえる気軽なものとして販売されていることも多いです。

今は気軽に制作できる時代になったし、CDだって簡単に制作して、誰でも出せます。
それはある意味でとても素晴らしいことですし、いい時代になったなあと思います。

が、その反面、CDを出す側が、気軽にドンドン音源を出すようになって、実際の楽曲の量が増えたり、未完成なデモやライブでも聴けたり、サイクルが早くなって一枚一枚、一曲一曲が「流れていく」ように感じることも多々あります。

もちろん聴く側の皆さんはもちろん好きなミュージシャンの新しい音源や曲は聴けるなら早く、沢山聴きたいでしょうしニーズには応えていることなので悪いことではないんですけどね。
いいことも沢山あります。

でも昔はもっともっと、CD出すことですら、憧れてたけどなあ。
そうできることではなかったので、一枚作るのも本当に吟味して、曲も沢山ある中から選んで一枚にいれるに相応しいか吟味されてました。
だからこそ、一生懸命絞り出した曲であればあるほど、じっくりタップリ聴いて欲しいし、解釈はどうあれ「理解」してほしいというもんです。

聴き手としても、僕が学生時代、好きなミュージシャンが1〜2年に一回発表されるアルバムを心待ちにしていたし、間に発売される2曲くらい入ったシングルを聴いて次のアルバムの思いを巡らせながら、その間、聴きまくってました(笑)
その感覚はとても大事なんじゃないかなと。



となんだか長くなってしまいましたが、気軽になったCD制作のおかげか、
新しい音源にばかり気がいって、過去の音源の事を思い出すことも少なくなってしまうのも嫌なので
、過去音源を聴いて今だからこそ思える、自分の印象を、改めて書いてみようかと。
そうして自分の中でも、皆さんの中でも今一度意識して聴いてもらうことで、いつまでも色褪せない作品になれば嬉しいなあと。



という訳で今聴いているのは一枚目のソロアルバム「一竿風月」。

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2009年3月28日に発表。もう6年前です。

ソロになって自分が歌うようになって間もない頃、初めての歌録りに色々戸惑ったのを覚えてます(笑)
曲は全6曲。
この頃からライブでは「栄光のマウンテン(2011年発表グッドモーニング収録)」とかもやってましたが、その時の自分にあった選曲、完成度などをふまえすごく厳選した記憶があります。

演奏はなんだか違和感のある横文字の名前の人たち(笑)
誰とは敢えて言いませんが、僕の音楽を聴いたことのある人なら、ちょっと聴けば分かる特徴的な演奏なのでなんとなく分かるんじゃないかと思います。


01. You've Got A Friend
今でもよく歌う曲ですが、レコーディングの日程が決まった頃にはこの曲はなく、直前に前身的な曲が出来、「これは絶対入れたい!」と思い当日スタジオで組み立てたのを覚えてます。
一曲目に録ったんじゃないかな。

今までバンドで兄貴が担っていた部分の、レスポールとマーシャルの組み合わせにもまだ馴染みきってない感じがします(笑)
自分のレスポールもマーシャルも持ってなかったし。
レコーディングにおいての歌い方が定まってない感じや声が若いのが個人的に面白い。


02. 空は晴れ 君は雨模様
バンドでコーラスしていたこともあり、当時からコーラスにはとてもこだわりがあって、それを思いっきりやりたかったので作った曲。
バンドの時には出来なかったタイプの曲です。
1人ブライアン・ウィルソンに挑戦して、ヒーヒー言ってましたが、今でも気に入ってるコーラスアレンジです。
先日LOVE LOVE LOVEとこのアレンジでライブをやれてちょっと嬉しかったな。
ドラムアレンジが実はとても妙なアレンジ。とてもあの人らしい。


03. 雨のせい
なんでこんな若いもんがこんな難しい曲を作ったんだと思うくらい難しい曲で、この横文字バンドさん達のおかげで完成出来た曲。
バンド時代の感覚もあり、ストラトを使ってます。
バーナード・バトラー的なアプローチで。
歌詞は自分らしいなあと客観的に思えるようになりました(笑)


04. ライドオンベイビー
バンドの時からあった曲でしたが、音源化出来ず、バンドが休止。
悔しかったので、タイトルにバンド名をつけてソロで録音しました(笑)
左右で鳴っているギターアレンジの右チャンネルから聴こえるギターが元の自分のパートやったので今でもそっち弾きそうになります。
今の自分の感覚でこういうアレンジできるのかなあと思ったりします。
コーラスも意外にこだわってて1回目のAメロでな出てこない2回めのAメロのコーラスを聴いてもらいたいです(笑)
元ネタもはっきりしてていいですな。


05. 故郷
ここからの2曲は今までの4曲とは違い、当時ライブで一緒に演奏していたメンバーでの録音。
しかも録音時期も場所も違うし、ミックスを自分でやってます。
12弦ギターを持っていなかったので、二本重ねてそれっぽくしたり。
スライド・ギターの音は今聴いてもなかなか良くとれたなあと思います。
当時は「まだ23の田舎者」で京都まで「夜行バス」で帰ってましたから。色々思い出します。
この時よりも両親は更に老けました(笑)


06. 通勤電車男
テンポも早いし色々粗い演奏ではあるけど、勢いがすごくあっていい若さが出ている曲なあと。
今の自分が当時の自分と話せたらダメだしだらけですけど(笑)
最後はなぜか仮面ノリダーが出てきます。
歌にかかったコンプで息遣いが聴こえるのがうるさいですね。
ミックスもまだまだです。でも当時の自分のリアルな姿なのかなあと思って聴いてて面白いです。



そして番外編。
このレコーディングの時に録音した「White room」。
音源としては現在は配信限定アルバム

Acoustic/Unplugged+1
で手に入ります。

ソロをやると決めて初めて作った曲。
当時マシュー・スウィートのようなイメージで作った曲。
3ピースでの演奏でコーラスはやはり沢山入れるという。
歌詞は今も使ってる自分の作業部屋がテーマ。
自分の中の初心です。地味だけどもすごく大事な曲です。



とそんな訳で2009年の自分を振り返ってみて総じて思ったのは声が若い!
と言うことと、細かいこだわりが多いなあと(笑)
一回目はメジャーやったのにマイナーになってたり。
ある意味今よりもそう言う職人気質で曲を作ってたかもしれません。


どの曲もライブで今でもやってます。
違いは色々あるけど、その違いも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この「一竿風月」のCDに関してはCD屋さんでは入手出来ないので、ライブ会場もしくは通販という形になります。
もしまだ持ってない人は是非聴いてみて欲しいです。


次回は2枚目のアルバム「Goodday Sunshine」を気が向いたら振り返ってみます(笑)
長々と失礼しました。


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