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自分の音源を振り返る 〜グッドモーニング 編〜

さてさて、久々に自分の音源を今更振り返るシリーズ書きます。

今回振り返るアルバムは、フジタユウスケとして3枚目となる、そして初となるフルアルバム。

発売してから結構経ちますが、最近は特にこのアルバムは本当に沢山買っていただいてます。
ありがとうございます。

最近手に入れた人もいるでしょうし、ずっと前から持っている人にも新鮮な感じで大事に聴いてもらえうように、今の自分の視点で振り返りたいと思いますよ。

よろしゅうに。



2011年11月23日発表。「グッドモーニング」。

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演奏メンバーは今ともう変わらず、
木下裕晴さん(Ba.)、川西幸一さん(Dr.)、山田雅人君(Dr.)、伊東ミキオさん(Key.)
という布陣。


今はなき河口湖スタジオで録音、ジャケット撮影したアルバム。
これを撮影した直後閉鎖されました。

ユニコーンを始め沢山の人が名曲を残してきたある意味伝説的なスタジオ。
僕の初めてのレコーディングもここでした。

すごく思い入れも強く、そして音もよく。
環境がとても良かったでんです。
レコーディングが終わったらみんなでひろーい宿泊施設のリビングの床で部屋飲み。
その日録音した音源や好きな音楽をかけて盛り上がって。

そういうコミュニケーションが取れることもとても重要でそれがこのスタジオのいいところやったんではないかと思います。

GM REC Studio


GM REC amp

アンプいっぱい。

この頃にはPUFFYでツアーもガンガンやっていて、レコーディングもツアー中で終わったら翌日にはツアーに合流するというなかなかタイトなスケジュールでした。
そういうこともあってPUFFYのお二人にコメントを頂いたりと(オフィシャル参照)色んな所で盛り上がりを見せてました。


ではでは、曲を振り返っていきたいと思います。


01. グッドモーニング
タイトル曲からのスタート。
この曲はライブなどで披露せずにアルバム聴いた人が初めて聴くことになった曲。
あっという間に曲も歌詞もアレンジも出来てしまった曲で、「こりゃいいのできた!」と出来た瞬間分かりました。
作っている時には川西さんとレコーディングすることが決まってたので、川西さんが叩いているイメージが出来た時からすごくあって。
それでこのアレンジになったんです。
歌は一発で。コーラスは顔から火が出そうになりながら録りました(笑)
Bメロのギターは録音した後にオルガン用のレスリー・スピーカーに出力して曲聴きながらエフェクト効果を変えたりしてなかなか意欲的。
今でもライブでよくやります。出だしの部分を色んな人に真似されるようになりました(笑)

02. Take it easy
この曲は元曲はやっぱりThe Bandのあれ。と思うかもしれませんが作った時は特に意識してなかったです。
染み付いている曲なんでしょう。
こういう曲のアプローチがすぐさま掴める人達とのレコーディングなのでスムーズ。
一番演奏の出来が良くない最初のテイクが一番いい雰囲気やったので間違えていようが、ドラムが不思議なことになっていようが、その雰囲気が「Take it easy」やねー。ということでOKにした(笑)
弾けてないぞ!ってとこが結構ある(笑)
ミキオさんのオルガンとピアノが感動的。
でもこの曲は自分が次のステップに進むんやなあとすごく感じた曲。
自分の曲なのに、なんでか人の曲のように、客観的に「いい曲やなあ」と思える曲。

03. オーイエー
自分で言うのもなんやけど、僕はこの曲の歌詞がすごく好きで。
例のごとく大したことは歌ってないけど、その大したこと言ってない感じが好き(笑)
なんかうまく書けたなあと今でも思う。
ギターソロも含め殆ど演奏は一発撮りで終了したストレートな印象。
ソロの掛け合いがいいね。
川西さんが最後に登場するのはたまごのシェイカー振ってる時のアドリブ(笑)
軽いノリで聴けていいですな。

04. 釣りに行こう
ドラムはシュノーケルの山田雅人君。ピコピコ言ってるウッドブロックも雅人君。
彼がこのレコーディングで一番力を発揮したのはこのウッドブロックでした(笑)
歌をアコギとベースとドラムとタンバリンとウッドブロック。
全く弾けなかったバンジョーを一生懸命弾いたりしてます。
「バウっ」は大滝詠一さんの影響ですね。
最後は跳ねる魚、僕を呼んでいるよっということで水の音。
これはタカタク氏に桶に入れた水でピチョっとやってもらいました。

05. べっぴんさんがゆく
京都の曲シリーズ。ゆるい曲が続きますね(笑)
所々でビートルズのあのフレーズが出てきます。がなかなか気づかれないでしょう。
VOXオルガンがカワイイ。ピアニカもとても素敵。
歌詞に仕掛けがあって、サビのところの京都のべっぴんさんが、かいらしく言う歌詞の頭文字を取るとべっぴんさんの隠された気持ちが出てきます。
あほ・・・・
うまいこといわはる。こわいこといわはる。

06. 栄光のマウンテン
これまでのゆるい雰囲気をぶち壊す、爆音の曲。
アンプの真空管がドライブしているのがよく分かるね。これがオーバードライブってやつですね。
オルガンもドラムもベースも轟音で実際なっている音を聴いたら耳潰れるんじゃないかと思います(笑)
この曲はソロの中でも最古の曲の一つで、White roomと同じ時期に出来た曲。
ソロの初ライブもこの曲からスタートしたのを覚えてます。
それから数年経ってこのタイミングでレコーディングしたのは自分がこの曲に見合うようになったから。
かなり難しい曲で演奏の技術も必要でしたし、歌詞の内容も。
いい形で残せたなと思ってます。

07. マイウェイのハイウェイ
この曲は今でもライブでよくやりますが、盛り上がりますね。途中でEAGLESが出てきたりしますが(笑)
ツアーを本格的にやりだしたからなのかな。こう言う曲ができたのは。
ハイウェイばっかり走るようになってきた時期ですし(笑)
珍しくストラト弾いてます。右のチャンネルがそうですね。
合宿レコーディングも慣れた時に録ったのでバンドの空気もいい感じ。
コーラスがお気に入り。ブラスや掛け声も入って賑やかな曲ですな。テンション上がります。
最後はおふざけ。右と左で雅人君の笑い声が交互に出てくるのが鬱陶しい(笑)
彼はレコーディングこんな感じでミキオさんにタップリイジられてました。

08. Stag Boogie
前作の「カントリーロード」に引き続き、インスト曲。
なんだかバタバタとせわしないドラムにミキオさんの転がるピアノが逸品。
なんかテレビとかで使ってくれないかなーみたいなイメージで作ったのですが、使われることはなく。(笑)
こういうこともしっかりやりますよ!ってのをやろうということで。
ブライアン・セッツァーのイメージ作りましたが、パブロックな香りもしていい感じです。
ギターはグレッチではなくGibsonの335。
なので音が固めです(笑)

09. 雨が降っても
最後はもう定番になりつつある大事な曲。
曲のテーマとしては天気シリーズの雨の曲から、晴れ間が見えてきた、と言う感じ。
自分自身や周りの環境が変わってきたからなんでしょうか。
こう言う歌詞が自然と出来たのかもしれません。
しかしこの曲は難産でした。歌詞はすぐ出来ましたが、曲は全く違うサビが付いていたり。
納得いかなくてしばらく寝かしては作っての繰り返しでこの形になりました。
色んな事があって思い入れの強い曲になりました。



とまあ、こんな感じで総評としては、「バランスがいい」という感じです。
激しい曲。ゆるい曲。楽しい曲。
曲順や曲調のバランスは今まで出したものの中でも一番バランスがいい気がします。

それにこれまでの2枚とはサウンドにしても、曲にしても、歌詞にしても。
世界観がガラッと変わった気がします。
それは技術の向上とかもあるかもしれませんがやっぱりミュージシャンとして仲間が増え、一つの向かうべき道筋ができていたからなんじゃないかと思います。

自分でも気が付かないうちに環境が自分に影響を与えたのは大きいのかなと。
バンドとしてもこの今で言うガラパゴスDXが主となった構成は出来上がりつつあったんでしょう。


もちろんどの作品にもある、「ああやっとけばよかったなー」とか「この曲今ならあの機材使うのに」とかいっぱいありますが、とても今の自分でもしっくりくる作品です。

だんだんやりたいことが難しくなってきているなとも客観的に聴いてても思います。
次のアルバムはさらにこれを突き進めた感じの「Good Luck」になります。

いつになるかわかりませんがまた更新したいなと思います。

ちなみに今までの作品の振り返りはこちらからどうぞ。

自分の音源を振り返る 〜一竿風月 編〜

自分の音源を振り返る 〜Goodday Sunshine 編〜


次回もおたのしみに!!!



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