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前回の紹介した「太陽と戦慄」を発表して3月からツアーに出ていたクリムゾンですが、73年7月に一度ツアーを終えて、すぐさま9月から再びワールド・ツアーに出ます。
9月19日から始まり、北米、イギリス、ヨーロッパと、11月29日のマドリッドまで、休むことなくライブを続けます。

そのツアーの後半、1973年11月23日のアムステルダムでのライブ音源が今回紹介するThe Night Watch ~夜を支配した人々~です。
これはずーっと昔からブート(海賊盤)で出回っていた有名な音源で、ブート嫌いなロバート・フリップがブート潰しも目的として出された音源です。(笑)


曲数も多いのでまずは収録曲を。

●CD1
1.Easy Money
2.Lament
3.Book Of Saturday
4.Fracture
5.The Night Watch
6.Improv : Starless And Bible Black

●CD2
1.Improv : Trio
2.Exiles
3.Improv : The Fright Watch
4.The Talking Drum
5.Larks' Tongues In Aspic Part II
6.21st Century Schizoid Man


David Cross / violin, viola, mellotron
Robert Fripp / guitar, mellotron
John Wetton / bass guitar & vocals
Bill Bruford / drums

個人的な好みでの感想を言えば、そんなに聴きまくりはしないアルバムです(笑)
もともとBBCでの放送を前提としてあったためか、演奏はこの時期の特徴である破壊力のある演奏とゆうよりは安定したまとまりのある演奏で、全然悪くはないのですが、あまり聴かないアルバムになってます。

ただし聴き所はたくさんあって、このライブは 次に発表されるアルバム、Starless And Bible Blackに収録されているライヴ音源の元ネタとなっているので、なにがスタジオでダビングされたのか、ミキシング、編集がどうゆうふうにされたのかが分かりマニアとしては大事な音源です。

1.Easy moneyは「太陽と戦慄」に収録されているスタジオ版とはまったく違う演奏になってます。僕はこっちの方が好きです。ジョン・ウェットンのブリブリなベースが好き。

CD1の3.Book Of SaturdayやCD2の2.Exilesの歌モノはこうゆう安定した演奏の中なので素晴らしい出来です。

5.The Night Watchはイントロがスタジオ版に採用されています。
後半にストリングスの音を出していたメロトロンが故障。
ノイズが入ってならなくなるところまでしっかり聴けます(笑)
こうゆうトラブルがライブの楽しみでもありますよね。演奏している方もどうトラブルを乗り越えるかがスリルがあって楽しかったりします。

CD2の4.The Talking Drumから 5.Larks' Tongues In Aspic Part II への流れは素晴らしいですね。
特にThe Talking Drum はこのメンバーでは大ハズレがないですね。
ここではこの時期らしい演奏が聴けます。


本当はこのアルバムはスタジオ版を紹介してからの方が良かったかも知れませんが、演奏時期としてはこっちが順番なので紹介しました。
正に脂ののっているこのメンバーでの折り返し地点の演奏。
後期のさらなる変化とはまた違う良さがありますので是非!
70年代クリムゾンのライブを聴きたければ、これからはいるのがいいかもしれませんね。


このライブの後1974年1月からスタジオに入り次作の「Starless And Bible Black」の制作に入ります。この日のライブ音源にスタジオでダビングされたモノなどが収録されるのですが、その出来はいかに。。。
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